長期間ひきこもっていると狂ってくるもの5選

 私はひきこもり歴14年のベテランです。

 人が怖くて外に出れないタイプなのですが、部屋の中にいたって病んでます。
今は心が改善し始めていて、ブログを書いたりできるようになりましたが、以前は本当にヤバい状態の時がありました。

 こういった精神的に辛い状態で、ひきこもり続けていると、いろいろと狂いが生じて来るのです。
そこで長期間ひきこもっていると狂ってくるもの5選をまとめてみました。


1、時間感覚
 生活空間は基本ベッド。やるべきことがないのでスケジュールというものも存在しない。
 精神的に不安を抱えて生きているので、寝たいと思ったときに、寝られなかったり、起きる気力も動機も足りないからだらだらと寝過ごしてしまったり、を繰り返しているうちに、生活リズムは崩壊。
一日中カーテン閉めっぱなしなので、時計を見なければ時間がわからない。
 ふとしたときに今は朝だっけ? それとも夜だっけ? と思う始末。
 時計の針が12時を指していたとしても、昼の12時なのか、夜の12時なのかがわからない。

2、時間感覚(ロングスケール)
 例えば今日は何曜日だったっけ? ということがわからなくなります。そもそも日付の変わり目を意識しない生活なのです。
 そして、今何月だったかな? ということもわからなくなります。かろうじて季節がわかります。気温とかを参考にして。
 自分の年も正確にはわからなくなり、だいたいこれくらいの年だったよなぁ、と大雑把に見当をつけていました。
 現在は以前より、頭がはっきりしてきたので、年齢くらいわかります。30歳です。

3、記憶
 記憶がはっきりしません。日常の些細なことが思い出せない。ごはん食べたっけ? 歯磨きしたっけ? といった具合に。
 特に辛い時期のことに関しては全然思い出せなかったりします。
 抑鬱状態では海馬が萎縮するとか、嫌な記憶は脳が思い出したがらないとか聞いたことがありますが、本当に思い出せなくなりました。
 嫌な記憶を思い出せないのは幸いだったかもしれません。しかし、思い出せる記憶もあり、それが結構嫌な記憶だったりもします。

4、生活習慣
 寝る時間が定まらない。寝たくても寝れない。起きたくても起きられない。
 ご飯も食欲が出なくて、1日何もかも食べないということが度々ありました。
 顔も洗いたくない。お風呂も入りたくない。着替えもしたくない。といった感じ。たいてい一日中パジャマなのです。

5、人生
 これは大きく狂いました。30歳になって1円も稼いだことがないのです。
 勉強もしてこなかったし、友達もいないし、恋人もいたことがないし、仕事もしたことがありません。
 およそ人生経験というものが無いのです。
 一切無能のまま、一切無知のまま、ただ時を過ごして来ました。
 一体人間の一生というものは、どういったもののことを指すのか見当もつきません。
 ただ、社会から隔絶されて、誰にも必要とされないまま、年をとった人間がここにいます。


 以上、長期ひきこもりは怖いですね。